ECMテクノロジーでは、今日までに、原子力エネルギー庁、FBFC、CERCA、アレバ等のお客様からの注文を受け、原子力発電事業関連の多くの炉や設備を設計、製造してまいりました。
最も新しいプロジェクトは新燃料の研究開発で、それに伴い以下の炉を手がけています。
か焼炉
原子力エネルギー庁マルクール研究所の研究ユニットATALANTEに納入。原子力関連アプリケーション用で、遮蔽されたケーソン内に格納されていることが特徴。
そのため組み立てと解体が完全にリモート操作で行える設計になっています。
焼結炉
原子力エネルギー庁カダラッシュ研究所に納入。グローブボックスを使用した炉で、ECM ではこの炉を同庁の研究ユニットLEFCAのスタッフと合同で設計しました。
MOX燃料の焼結炉
アレバ社の子会社メロックスに納入。 既存の炉に代わり設置されたこの炉には、このタイプの焼結炉についてのお客様の数年に亘る経験に基づく改良を取り入れました。
既存の炉
・原子力エネルギー庁の各研究施設において、実験炉の定期メンテナンス。
・アレバ子会社FBFCの工場で、稼動中の複数の炉に関し、移設、改良、ATEX防爆規格適合のための作業を実施。 この部門での業務遂行にあたり、ECMでは原子力分野で長年の経験を積んだ社員で構成する独立チームを結成いたしました。
このチームの技術者は全員、電離放射線業務従事者のための研修機関であるCEFRI で定期研修(燃料の上流側と下流側)を受けており、DATR (放射線業務従事者)
として登録されています。 うち1名は、PCR(放射線防護に関する有資格者)認定を取得しており、お客様から課される制約条件を満たし、法定手続を確実に遵守します。
また、このチームのメンバーは、お客様から要請があった場合に迅速に現場に駆けつけられるように、原子力エネルギー庁およびアレバの多くの研究所や工場にいつでも立ち入りできる許可を受けています。