セルテル社は、2015年4月、ECMテクノロジーグループに加わりました。熱処理や鍛造その他のアプリケーション用の工業炉を設計製造しています。
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アルミ蒸着(VPA炉)、クロム浸透(VPC炉)と呼ばれる表面処理は、主にジェットエンジンやガスタービンのブレードの表面処理加工に使用されてきました。セルテルのプロセスでは、高温炉1基に対し、チャージ装入のサイクルを交互に設定します。
このアルミ蒸着とクロム浸透処理プロセスの利点は、チャージの処理サイクルと冷却サイクルを分離することで生産を倍増し、それにより投資効果をこれまでになく向上できることにあります。
ベルジャー内のボックスにワークをセットし、シールドガスを制御して処理を行います。なお、全自動型標準設備の構成は、以下のとおりです。
- 熱処理用の可動炉2基
- 高温炉1基
- チャージ搬入準備・搬出ゾーン1か所
- 冷却用密封セル1基
- 制御システム1台
- 当該設備で処理可能なワークのサイズは通常以下の通りです。
- VPA 700 直径 700 x 1000
- VPA 1000 直径 1050 x 1200
- VPA 1200 直径 1200 x 1800
- VPA 1400 直径 1400 x 1500
セルテル インダストリー社のソリューションは、サフラン社のフランス・ 中国・メキシコ工場に導入されているほか、GE Avio社のポーランドとイタリア工場、クロマロイ社のフランス工場でも採用されています。